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コーチングは、どこからやってきたのか。

こんにちは。岡田裕介です。 今回は、コーチングの生まれた背景や歴史について解説します。


コーチングといっても、達成したい目標やテーマによっては、ライフコーチングやスポーツコーチング、ビジネスコーチング、エグゼクティブコーチングなど、様々な種類があります。 


特に近年、ビジネス領域におけるコーチングの重要性が高まってきており、米国における「ビジネスコーチング」の市場は、今や1.6兆円(※)に達しました。 日本の市場はまだ300億円程度ですが成長基調にあるとも言われており、これから拡大していく傾向にあります。 (※)「IBIS World(2019年)」を参照。

2019年11月には「1兆ドルコーチ〜シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」も出版され、世界21ヶ国で刊行、話題となりました。


新型コロナウイルスの影響によるリモートワークの増加、オンラインでのコミュニケーションツールの発達等々。


ここ数ヶ月の間にも大きな変化が生じていますが、VUCA・働き方も多様化するこれからの時代においては、いわゆる「指示」や「指導」といった管理型のマネジメントから、主体的・自律的な行動を促すマネジメントの必要性が高まってきています。


コーチングを取り入れたマネジメント手法が注目を集めています。



コーチングが生まれた背景・歴史


「コーチ(Coach)」という言葉が最初に登場したのは1500年代。もともとは「馬車」のことを指し、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味で使われていました。


そこから派生し、コーチは個人や組織の目標達成を支援する存在として、ビジネス、教育、スポーツ、様々な分野で発展を遂げ、認識されるようになりました。


1840年代には、英国オックスフォード大学で学生の受験指導をする個人教師のことを「コーチ」と呼ぶようになります。 スポーツの分野で使われるようになったのは1880年代、ボート競技の指導者が「コーチ」と呼ばれたところから始まったと言われています。


ビジネスやマネジメントの分野では 1950年代、当時ハーバード大学助教授であったマイルズ・メイス(Myles Mace)氏が著書『The Growth and Development of Executives』1959 年) の中で、「マネジメントにはコーチングが重要なスキルである」と紹介し、1980 年代になってからコーチングに関する出版物が多く登場し始めました。



日本では、1997 年にコーチ・エィ(当時コーチ・トゥエンティワン ) が、日本初のコーチ養成機関としてコーチングを体系的かつ体験的に学ぶ「コーチ・トレーニング・ プログラム (CTP)」の提供をスタートさせたところから広がっていきました。


20数年を経て今、経営者やマネジメント層のエグゼクティブクラスだけでなく、個人にパーソナルコーチをつける需要も増え始めています。ここ数年の間に、コーチとコーチングを希望する個人をマッチングするプラットフォームを運営するスタートアップも多く見かけるようになりました。


魅力的なアントレプレナーたちが運営しているスタートアップも多く、コーチングという概念への信頼も付加されてきたことから、よりパーソナルへのコーチング浸透が加速している印象があります。



以上、コーチングの生まれた背景や歴史について解説しました。 コーチングの詳細な説明に関しては別の記事をご覧ください。

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